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更新日:Friday, April 29, 2011

バンダとはネパール語で「 」閉じたという意味です。
それがストライキと同じ意味合いで使われているようです。

NepalBandh.com(ネパールバンダ最新情報サイト)

 バンダは指令する団体によりいろいろあります。が、中身は交通機関・学校・商店・会社の「休業・休校」で市民生活がマヒします。マオイストのバンダの場合は「休業・休校」が自発的なものではなくて強制的に行われます(営業していると石を投げられたり、報復されたりする場合があるので皆、休みます)。2005年1月1日に行われたタメルバンダは警察が祭りに介入して逮捕者が出たことに対する抗議スト(タメル観光協会が指令したバンダ)です。

 バンダ以外に「チャッカジャム」という交通妨害(道路封鎖)もあります。これはバス組合やトラック組合が政府の政策に抗議する時に行ったりします。2004年、ネパール〜インド直行バス運行を認可した政府に対して認可取り消しのストを行う計画もありました。マオイストの道路封鎖も2005年は多く行われていてインド方面からの物資が滞り物価が上昇しています。

 学生団体のバンダや抗議活動(「反・後退:王クーデター以降パンチャヤット体制に後戻りするという危惧からの抗議行動」、石油製品値上げ)も最近は多く行われています。町中で古タイヤを燃やしたり警官隊と度々衝突を起こしています。集会が開かれている場所や大学(キャンパス)周辺には近づかないことです。一番過激な気がします。過去にホテルのストもありました。泊まり客は追い出され大変。RA(ネパール航空)のストや。ビール病院の麻酔医のスト(2005/1/23)も行われたことがあり手術を待つ患者さんが大勢困っていました。書き出すときりがありません。ネパールはストライキが多い国です。2004年3月4日にネパール政府は公益企業のスト禁止を発表しました。が変化はありません。

 2006年4月6日から始まった「民主化バンダ」は4月24日の王の演説で終結した。4月25日の新聞は「People Power Wins」とあった。7政党とマオイストの協議が始まった現在、マオイストが指令する「バンダ」は聞かれなくなったが各地で色々な揉め事が起きている。カトマンズ市のゴミ処理問題、石油製品値上げ問題(今は沈静化しているが。2006年8月18日ネパール政府は石油製品を値上げ。抗議行動が各地で始まる:政府の値上げ撤回で終息)、規制に対する抗議活動(タクシー運転手、学生)も活発化している。2006年後半からタライ地域で民族紛争(JTMM、MPRFなど)によるバンダやチャッカジャムが頻発しています。陸路でタライ地域やマヘンドラ国道を通ってカカルビッタ経由ダージリン、シッキムへ向かう場合は情報を良く確認して移動しましょう。逆のインドからカトマンズに陸路を利用する場合も同様です。事前に知ることが出来ない抗議活動が多いので巻き込まれないように注意しましょう。

 最近は「交通事故バンダ」が増えています。交通死亡事故の犠牲者家族・親族が補償やひき逃げ犯の早期逮捕を要求して道路を遮断します。カトマンズ〜ポカラ間のプリトビ国道やマヘンドラ東西国道で頻発しています。それだけ交通事故が増えていると言えます。長距離バスで移動するときは食料・水の確保をお忘れなく。

 初めてバンダを体験したのは1998年の4月6日でした。4月6日というのは1990年の民主化運動の命運を決した重要な日です。町の様子は車が走っていないので排気ガス、ホコリがなくとても快適です。商店、土産物店、レストランなどほとんどがお休みです。営業していると石を投げられたり、報復があるので皆、休業です。ホテルは門を閉じたりしていますが宿泊客には問題ありません。路地裏の店などは営業している場合もあります。夕方になると店を開くところもでてきます。

バンダの日の注意点

 1.ほとんどの公共交通機関は動かないので移動が出来ない。移動日に当たる場合は日程を変更して早めの移動などを検討。
 2.デモや集会が行われる場所(カトマンズではニューロードやニューバネスワル周辺など。ラトナ・パーク周辺は現在はデモ集会禁止になっています:2005年当時)へは近づかないこと。マオイストバンダの場合は政府関連の建物、軍関連の施設には近づかない。キャンパスの周辺(タメル北側のレクナートマルグにあるアムリットサイエンスキャンパス周辺は要注意)も近づかない。投石(投レンガ)やタイヤ燃焼が多いのでご注意。map 抗議行動が行われる場所の地図(This map:doc書類)在ネ米国大使館

 3.バンダが数日間連続で行われる場合は、ある程度の食料・水などを確保しておく。バンダ当日(初日だけ二日目以降は商品が無くなって店仕舞い)でもネパール人が住む住宅地であれば早朝に店は開くので買い物(牛乳、野菜、果物)は出来る。が、タメルや王宮通りにはそのような商店は殆ど無いと思われます。宿近くの水(ペットボトル)を買う店は要チェック。

 4.旅行社、日本大使館(FMラジオ:88MHzで在ネパール日本大使館情報が送信される場合もありますので長期滞在の方は準備されると良いです)、ホテル、テレビ、新聞、インターネットなどから情報を入手する。「緊急情報飛脚ルート
 5.外出する時は周りの状況に注意すること。バンダではないですが過去(2000年12月)に「インド人俳優の話」から突発的暴動が数回、発生して女学生他が亡くなるという悲しい事件も起こっています。2004年9月1日にも「イラクのネパール人12名殺害事件」で海外派遣会社、イスラム系の会社、寺院等が暴徒に襲撃されるという事件も起こっています。

 6.バンダや道路封鎖が行われる数日前から爆弾爆発事件が増えてきます。バンダや封鎖を成功させるための「威嚇」で爆弾爆発事件を起こします。選挙前(2006年2月8日)は公共の建物が被害に遭いました。夜間や早朝は特に注意をしましょう。2004年にタメル滞在中爆発音を聞きました。打ち上げ花火のような音が3回、マッラホテルに爆弾が投げ込まれて爆発した音でした。

 7.夜間は出歩かない。特に夜一人で「人がいないところ」を歩かない。タメルはまず大丈夫ですが人通りがないところ(ボーダナート周辺は要注意)では強盗が出ます(バンダの日と直接関係はないです)。オートバイには乗らない。不用意に兵士や警官の写真は撮らない。撮る場合は必ず許可を貰うこと。

バンダ当日にネパールに入国する場合(空路)

 入国手続きは問題ありません。空港からの移動は「臨時バス」か「リキシャ」あるいは「徒歩」になります。「臨時バス」は最近ではルートが3種類ぐらいあるようです。私が利用した時(2001年5月28日、本来は5/27でしたがRAが欠航した)は空港からエベレスト・ホテル前のトロリーバスが通る道を走り、ブルーバード・ホテル近くを通り終点が現王宮の斜め前の角(タメル近くのトリデヴィ・マルグ)でした。そこから荷物を持ってホテルに行きました。「臨時バス」が何本出るのか?どんなルートなのか?という情報は旅行社あるいは航空会社が一番分かっていると思われますので確認をしておきましょう。夜間に到着の場合はホテルに迎えを依頼しましょう。バンダでも迎えに来てくれるホテルを選びましょう。(私の経験と情報から)

バンダ当日にネパールに入国する場合(陸路)

 陸路で入国する場合は交通機関が動いているか確認をします。2006年2月5日のバンダの場合インド国境のスノウリでは数日バスの運行が止まりルンビニへ行くアジアの巡礼者やポカラやカトマンズに入る外国人旅行者が足止めされました。
また、交通封鎖が行われている場合でも交通機関が動いていれば移動は可能(軍のエスコートが行われますがマオイストの攻撃対象となる場合もあります)ですが通常の移動時間の数倍の時間(カトマンズまで3日間掛かったという人がいます)が掛かることを覚悟しましょう。(通常、国境のスノウリから早朝出発すればカトマンズやポカラには夕方には着きます)東部のカーカルビッタからは夜行バスが多いのですがなるべく夜間の移動は避けましょう。「夜間は強盗、マオイストの襲撃(現在はありません)、交通事故が多い。国道沿線で夜間外出禁止令が出ている場合は手前でストップ、宿泊」等の問題があります。

 2007年1月中旬からタライ地域でマデシ系住民の暫定憲法反対(選挙に関する抗議)活動が続いています。陸路でインドへ移動することが出来ない場合もあります。状況をよく確認して行動しましょう。(map 外務省)

 空路:バラナシ〜カトマンズ 国際線 (インディアンエアが運航)
    バイラワ(スナウリ、ルンビニの最寄り国内線空港)〜カトマンズ (毎日複数便あり)ポカラ週2便(RA)
    バドラプル (カーカルビッタから約30kmの最寄り国内線空港)〜カトマンズ (毎日複数便あり)

バンダ当日にネパールから空路出国する場合

 事前にバンダの計画が分かっている場合は利用するホテルやネパール観光局(NTB)、航空会社で空港までのバスが準備されているかを確認しましょう。無い場合はホテルや旅行社で空港までの移動方法を相談しましょう。移動手段が無い場合は空港近くの宿に前泊しましょう。突然(前日に分かる場合など)のバンダの場合は歩いて空港まで移動する必要があります。タメルから歩くと2時間前後(荷物の量で変わります)かかります。最悪の事態を想定して行動しましょう。

Link シャトルバス情報 (空港〜タメルエリア・各ホテル)


バンダ・交通妨害が計画されている日程(情報・予告が無くバンダ等が行われる場合もあります)
月日
内容・実施エリア
地図
ソース リンク
2006/4/21 王独裁終焉
  
2006/4/25
バンダ終結
 
2006/04/27 マオイスト 3ヶ月の停戦を宣言
 
2006/07/28 マオイスト 停戦を3ヶ月延長
  
2006/08/18 ネパール政府 石油製品価格値上げ 抗議行動が各地で始まる
  
2006/08/20 ネパール政府 石油製品価格値上げ 撤回!(赤字をどうする)
 
2006/10/08 ネパール政府(7政党)とマオイストのサミット 継続中    
2006/10/17 バンダが実施されたネパール商工・産業会議所連盟(FNCCI)10/12指令
全国?!
2006/10/29 マオイスト 停戦を3ヶ月延長 (武器管理が決まった以上、終戦?)
2006/11/06 ネパール政府(7政党)とマオイストのサミット
  
 
2006/11/08 ネパール政府(7政党)とマオイストの和平協定合意
2006/11/21 ネパール政府(7政党)とマオイストの和平協定調印
2006/12/16 暫定憲法草案に合意(12/16)
2006/12/18 ネパール政府、14大使と国家人権委員会委員を任命
2006/12/19 マオイスト カトマンズ他各地でバンダを指令(上記任命に抗議)
2006/12/23 マオイスト バンダ撤回(12/31、1/1のバンダ中止)上記任命は凍結
2007/01/15 下院議会で暫定憲法を承認発布 下院議会解散 
2007/01/15 暫定憲法下で暫定議会発足
2007/01/15 タライ地域(マデシ系住民)の暫定憲法反対の抗議活動激化
2007/01/31 連邦制の導入を決定(制憲議会選挙後導入)マデシ系住民の要求受け入れ
2007/02/12 ネパール先住民族同盟(NEFIN)+αの抗議活動が始まる map 抗議日程

2/15 カトマンズ盆地バンダ
2/22 ガンダキ(ポカラ)バンダ
2/28 ネパール全土バンダなど詳細は日程(英語)を

2007/02/19 タライ人民解放戦線(JTMM: Janatantrik Tarai Mukti Morcha)のバンダ
(マオイストの集会:ラリーを妨害する為のバンダ)

2月21日〜23日 ビルガンジ、ジャナカプル

2007/02/20 マデシ人民(民衆)の権利フォーラム(MPRF/MJF)の抗議日程
MPRF: Madhesi People's Rights Forum 英語表記
MJF: Madhesi Janadhikar Forum ネパール語(ジャナディカル)表記

2月19日〜25日平和的な集会:ラリー
2月26日〜3月5日交通スト、税関封鎖
3月6日からタライ地域、無期限のバンダ(強制ストライキ)
3/7現在実施中 カトマンズでは影響は今のところない模様。
長期になると不足する物資(ガソリン・LPガス・野菜など)が出る場合も。
陸路でインド方面へ(から)は移動が困難な場合もある。
カトマンズ(旅行社など)や国境(インド側)で状況をよく確認を。
日程がタイトな場合は空路の利用も検討しましょう。
3月12日 MJF バンダを中止

2007/03/15 ネパール先住民族同盟(NEFIN)の抗議活動が始まる
3/15〜4/16まで各地で抗議プログラムを実施する計画。
4/16はカトマンズ盆地で無期限封鎖を計画。 map 抗議日程(ネパール語)
2007/04/01 暫定内閣発足。制憲議会選挙実施日6/20と決まる。
2007/04/13 制憲議会選挙の6月20日実施は不可能 ネパール選挙管理委員会
2007/04/16 カトマンズ盆地封鎖は延期された。
2007/05/04 タルー解放戦線(TLF)がタルー地域5郡(バルディア郡、ダン郡、バンケ郡、カイラリ郡、カンチャンプル郡)でバンダを指令。  
2007/05/11 ネパール先住民族同盟(NEFIN)など5つの先住民組織が抗議プログラムを発表。
5月17日大集会
5月24日25日マイティガールマンダラで座り込み。
5月31日トーチラリー
6月1日バンダ終了
6月9日トーチラリー
6月10日11日バンダ 中止された
2007/08 デモやストライキが無い日は無いと言えるぐらい抗議やストが行われています。カトマンズでは政府庁舎(シンハダルバール)やキャンパス周辺、主要な交通交差点、各所の官庁がある場所には注意しましょう。
2007/09 11月22日の選挙に向けた各政党の運動も始まる
2007/09/18 ネパール共産党マオイストが政権から離脱(5人が大臣を辞任)
2007/09/18 マオイスト街頭キャンペーン(選挙妨害)日程
9/19〜21 戸別訪問宣伝
9/22〜29 大集会・キャンペーン
9/29〜10/3 ラヤマジ報告:不正を行った人の公表
9/30 郡行政府事務所ピケ(選挙妨害)
10/4〜6 バンダ(9/30に中止された)
2007/09/29 マハト産業貿易補給省大臣辞任  
2007/10/05 7政党、制憲議会選挙の延期を決定
2007/10/11 暫定立法府の特別議会招集
2007/11/22 制憲議会選挙 10/05に選挙延期が決定
2007/11/16 2006年4月の勝利以降104回のバンダが行われている。因みに4月の勝利以降の5ヶ月間はバンダが行われていない。
2007/12/23 2064年度内(2008年4月12日迄)選挙実施で7政党23項目の合意。
2007/12/28 ネパール下院議会「暫定憲法改正案」可決承認
制憲議会選挙後の議会初日に連邦民主共和制(国)を承認する。
制憲議会選挙 2064年度内(~2008/4/12まで)に実施予定
バンダが予定通りに実施されるかは分かりません。何らかの損害が発生しても当方は
責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
ネパール滞在中も最新情報の確認を怠りなく。
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